糖尿病や高脂血症(PIの副作用)等の生活習慣病も増加傾向にあります。
「最近体調がすぐれない・・・」というかた、参考にしてみてください。
- 体重が減少したとき
- 下痢のある時
- 便秘になった時
- 食べにくい、飲み込みにくくなった時
- 吐き気、嘔吐のある時
- 水分を上手にとるための工夫
- 口の中がしみる時
- 肝機能障害のある時
- 消化器障害のある時
- 貧血のある時
- 高脂血症のある時
- 糖尿病や高血糖がある時
1.体重が減少した時
朝食、昼食、夕食、間食を規則正しくとり、間食のとり方に工夫しましょう。
- 牛乳にクッキーなど
- 主食、主菜、副菜をそろえてたべましょう
- いろいろな食べ物をためして食べられる食品を探そう
- 油料理を食べやすくする調理の工夫を考えよう
(揚げ煮、おろし煮マリネ、サラダ料理、シチュー等) - 香辛料、香りの強い野菜(しその葉、ゴマ、にんにく、にらなど)の利用
- 高エネルギーの食品を積極的に選びましょう
・・・例)お茶→ジュース、牛乳(蜂蜜、砂糖入り)濃厚流動食を使ったデザート類・・・ - 食環境を変えてみよう(外で弁当・おにぎり・器を変える・インテリア器の工夫)
脂ののった旬の魚や霜降り肉など高カロリー食品を利用しよう。
- 食事は適温で食べましょう。
- 果物は缶詰の方が生よりエネルギーが高い!
- 治療用特殊食品の利用(マクトン・粉あめ・濃厚流動)
例)濃厚流動食+卵=プリン・・・リンゴ+さとう+粉雨=りんごコンポート ・・・サラダ油→マクトンオイル・・・ - 良質なたんぱく質を組み合わせましょう(卵入り納豆、肉納豆)
- 主食に変化を(パンがゆ、フレンチトースト、混ぜご飯、すめし、バターもち、揚げもち等)
- 少量で他種類の副食をそろえましょう。
2.下痢のある時
少量ずつ食事の回数を増やしましょう。
- ストレスをさけましょう。
- 積極的に補給する食品として・・・
- 水分(うすめた果汁、うすめたみそ汁、スープ、キャロットジュース、プリン、ゼリー)
- 電解質(スポーツ飲料)
- 消化のよいもの(かゆ、うどん、豆腐、白身魚、茶碗蒸し、りんごのおろしたもの、裏ごしした葉菜類)
- 避けた方がよい料理・食品・・
- 脂料理、脂身の多い料理、冷たい食品やアレルギーを起こす食品
- 繊維の多い食品(こんにゃくやきのこ類など)
- ガスを発生しやすい食品(豆、いも、かぼちゃ、栗、バナナなど)
- 刺激の強い嗜好品(アルコール、コーヒー、濃いお茶など)
- 刺激の強い野菜
3.便秘になった時
水分を十分にとりましょう。
- 食物繊維を積極的にとりましょう。
- ガスの発生しやすいものを食べましょう。
- 食事を規則正しく食べましょう。
- 適度な運動をしましょう。
- 便意を見逃さず習慣をつけましょう。
- ストレスを避けましょう。
- 食物せんいを多く含む食品・・・
- 穀類(不消化にならない程度に入れます)
- 豆類(煮た豆やうの花はせんいが多いので排便作用を促します)
- 果物類(よく熟した果物は、直接腸に刺激を与えます)
- 海藻類・野菜類・きのこ類(胃腸の弱い人は柔らかく調理した野菜をとります)
- 適度な運動を忘れずに!!
4.食べにくい、飲み込みにくくなった時
やわらかくなるまで煮込む、蒸す
- ゼラチンやかんてんの利用を!たんぱく質性食品はプリン・ムース・牛乳寒天などに、フルーツやミキサーにかけてフルーツゼリーに、野菜は人参やかぼちゃでベジタブルゼリーに、くず粉・片栗粉でとろみのついてあんかけ風雨に、ごま豆腐・クリームあん・カスタードクリームあんなど、水分、吸い物にもとろみをつけましょう、入れてかきまぜるだけで簡単にとろみがつく増粘剤が市販されています。
- 卵は蒸し料理にすると食べやすくなります
- 山芋やお粥と一緒に食べると飲み込みやすくなります
- いも類はつぶしましょう。
- 家族と同じ食事をきざむ、すりおろす、ミキサーにかけてとろみをつけましょう。
- 刺激のある料理や食品をさけましょう。
- 飲み込みやすい工夫をしましょう・・・
かゆ状、パンがゆ状、固めのポタージュシチュー状、かぼちゃのマッシュ、さつまいものマッシュ、じゃがいものマッシュ、クリーム状カスタード、アイスクリーム、バナナや桃(つぶし状)、ヨーグルト、ゼリー、とうふ、プリン、寒天寄せ、ムース
5.吐き気、嘔吐のある時
少量を頻回に分けて食べましょう。
- 脂肪含量の多い食品や脂っぽい料理を避けましょう。
- 冷たいもの、室温の料理の方が食べやすいようです
- 食後すぐに横にならないで上体を起こしてみましょう。
- 食べたい物をまず食べましょう。
- 酸味が強くさっぱりしたものを食べましょう
(お茶漬け、焼きおにぎり、冷やしそーめん、ざるそばなど) - 水分を多くとりましょう(ジュース、牛乳、お茶、スポーツドリンクなど)
6.水分を上手にとるための工夫
ゼライスを使用した水分補給ゼリー
- ミックスゼリー
- オレンジジュース(100%)50cc+アップルジュース(100%)50cc +水50cc+ゼライス2.5g エネルギー50kcal ・たんぱく質2.5g・水分138g
- 牛乳ゼリー
- 牛乳200cc+砂糖3g+ゼライス2.5g エネルギー138kcal ・たんぱく質7.9g・水分177g
7.口の中がしみる時
酸味が強い物は控えましょう(酢の物、柑橘類)
- 食事にとろみをつけましょう。
- 濃い味の料理を避けて薄味にしましょう。
- 熱い物、堅い物を控えましょう、少量ずつ分けて食べましょう。
- 炭酸飲料、香辛料、刺激の強い野菜などは避けましょう。
8.肝機能障害のある時
アルコールはできるだけ控えましょう。
- 揚げ物(天ぷら・フライ・唐揚げ等)や炒め物など、油を多く使った料理は控えましょう。
- 食品に多く含まれる脂肪にも注意しましょう。(ベーコン、サラミソーセージ、鶏肉の皮など)
- 防腐剤・着色剤等多く使用したものや、酸化した古くなったものはやめ、肉類・魚・乳類・野菜類なども新鮮なものを使用 しましょう。
- 栄養のバランスに気を配りましょう。
9.消化器障害のある時
胃に負担のかからない消化の良いものを選びましょう。
- 揚げ物など、油を多く使った料理は控えましょう
- 油脂を使用するときは、マヨネーズやクリーム・バター等の乳化されたものを使用しましょう。
- ゆっくり良くかんで食べましょう。
- 食事を分割して少量ずつから、体調に合わせて食べましょう。
- 下痢のある時はジュース等で水分をしっかりとりましょう。
10.貧血のある時
朝食はしっかりとり、三食きっちりと食事しましょう。
- たんぱく質やビタミンとともに、鉄分の多いものを十分にとりましょう。
(鉄の多い食品)レバー・肉類・卵黄・のり・ひじき・煮干し・きな粉・小松菜 など - 栄養のバランスに気を配りましょう。
11.高脂血症のある時
アルコール類は控えめにしましょう。
- 砂糖入りのジュース・缶コーヒー・菓子類等甘いものは控えましょう。
- 油を多く使用した料理はエネルギーが高くなるので控えましょう。
- 肉類や卵より魚・大豆製品を多めにしましょう。
魚にはエイコサペンタエン酸(EPA)やタウリンが多く、血液の中のコレステロールを下げる働きがあります。 - 野菜やきのこ・こんにゃく・海藻などしっかりとりましょう。
- ビタミン・ミネラルを十分とりましょう。
(抗酸化ビタミン類)カロチン・ビタミンB類・ビタミンC・ビタミンE - 肥満を予防し、標準体重を保つようにしましょう。
- 適度な運動を心がけましょう。
【参考1】 ご飯1杯分:約160kcalのエネルギーを消費するための運動時間の目安
- ゆっくり歩く100分/階段昇り降り34分/なわとび20分/
- 急ぎ足で歩く46分/ ゴルフ53分/テニス27分/ラジオ体操46分/
- エアロビクス40分/サイクリング48分/キャッチボール40分
【参考2】 コレステロールを下げるには
- エネルギー量は控えめに。 標準体重1㎏あたり25~30kcalが目安です。 特にコレステロールをあげる動物性の脂肪(魚油を含まない)は控えましょう。
- コレステロールの多い食品は控えましょう。 1日300㎎程度を目安に(例:卵黄1個にコレステロール230㎎含みます) 食物繊維は腸内のコレステロールの吸収を防げますので、積極的にとるようにしましょう。
- 夜遅く食事しないように調整しましょう
12.糖尿病や高血糖がある時
糖尿病の治療の基本は、血糖を良好に保ち合併症を防ぐことです。
決められたエネルギーで1日3回規則正しく食事し、その結果大食、間食を防ぐことができます。その上、腸にゆっくりと食物が送られるので消化吸収もゆっくりになり、血糖値も緩やかになります。野菜や海草類などの繊維にも同じことがいえます。(糖尿病や高血糖がみられる時の工夫)
- 肥満を予防し、標準体重を保つようにしましょう。
- 三食規則正しく食事をしましょう。
- バランスの良い食事をしましょう。
- できるだけ自宅で調理しましょう。
- 野菜やきのこ・こんにゃく・海藻をしっかりとりましょう。
- 砂糖類や甘いものは控えましょう。
- 適度な運動をこころがけましょう。

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