- 日和見感染症のお薬 (日和見感染症については、外来看護師の部屋をよんでからみてください)
- HIVのお薬の歴史と種類
- 現在日本で承認されているお薬
- 副作用が気になるのだけど…
- 他の薬や食事の影響や保管場所
日和見感染症のお薬
免疫機能低下により発症する可能性のある日和見感染症の予防・治療を行います。
- バクタR(スルファメトキサゾール・トリメトプリム)
ニューモシスチス肺炎(CD4数<200μl )、トキソプラズマ脳症(CD4数<100μl )
- ジスロマックR(アジスロマイシン)・クラリスR(クラリスロマイシン)
播種性非定型抗酸菌症(CD4数<50μl )
- ジフルカンR(フルコナゾール)
カンジタ症
HIVのお薬の歴史と種類

抗HIV薬の種類として、以下の5種類があります。
- 核酸系逆転写酵素阻害剤(NRTI)
- 非核酸系逆転写酵素阻害剤(NNRTI)
- プロテアーゼ阻害剤(PI)
- インテグラーゼ阻害剤(INSTI)
- 侵入阻止剤(CCR5阻害剤)
現在日本で承認されているお薬(2010年3月現在)
| ヌクレオシド系逆転写酵素阻害剤(NRTI) | ||
| 一般名 | 略号 | 商品名 |
| ジドブジン | AZT(ZDV) | レトロビル |
| ジダノシン | ddI | ヴァイデックス |
| ラミブジン | 3TC | エピビル |
| サニルブジン | d4T | ゼリット |
| ジドブジン/ラミブジン | AZT/3TC | コンビビル |
| アバカビル | ABC | ザイアジェン |
| テノホビル | TDF | ビリアード |
| ラミブジン/アバカビル | 3TC/ABC | エプジコム |
| エムトリシタビン | FTC | エムトリバ |
| エムトリシタビン/テノホビル | FTC/TDF | ツルバダ |
| 非ヌクレオシド系逆転写酵素阻害剤(NNRTI) | ||
| 一般名 | 略号 | 商品名 |
| ネビラピン | NVP | ビラミューン |
| エファビレンツ | EFV | ストックリン |
| デラビルジン | DLV | レスクリプター |
| エトラビリン | ETR | インテレンス |
| プロテアーゼ阻害剤(PI) | ||
| 一般名 | 略号 | 商品名 |
| インジナビル | IDV | クリキシバン |
| サキナビル | SQV-HGC | インビラーゼ |
| SQV-SGC | フォートベイス | |
| リトナビル | RTV | ノービア・ソフトカプセル |
| ノービア・リキッド | ||
| ネルフィナビル | NFV | ビラセプト |
| ロピナビル・リトナビル | LPV-RTV | カレトラ錠 |
| カレトラ・リキッド | ||
| アタザナビル | ATV | レイアタッツ |
| ホスアンプレナビル | FPV | レクシヴァ |
| ダルナビル | DRV | プリジスタ |
| インテグラーゼ阻害剤(INSTI) | ||
| 一般名 | 略号 | 商品名 |
| ラルテグラビル | RAL | アイセントレス |
| 侵入阻止剤(CCR5阻害剤) | ||
| 一般名 | 略号 | 商品名 |
| マラビロク | MVC | シーエルセントリ |
副作用が気になるのだけど…
お薬によって副作用がでることがあります。服用開始後に副作用がでた時には、自己判断で内服を中止せずにすぐ主治医・薬剤師に相談しましょう。
他の薬や食事の影響や保管場所
抗HIV薬には他のお薬と相互作用があるもの、食事の影響をうけるもの、冷蔵庫での保管が必要なものがあります。また、抗HIV薬には併用してはいけない薬や注意が必要な薬があります。主治医・薬剤師の説明を十分に受け、併用禁忌・注意リストをもらいましょう。
薬の保管について(詳しくは主治医・薬剤師より説明を受けて下さい)
- 直射日光をさけ湿気の少ないところに保管しましょう。
- 冷所保存のお薬としてノービア・ソフトカプセルなどがあります。
他の薬や食事の影響のあるもの
(一部を紹介します。これらが全てではありませんので、詳しくは主治医・薬剤師より説明を受けて下さい)
- ddI、IDVは、食事の影響により吸収率が低下するので、食間に服用するようにしましょう。
- NFVは空腹時に服用すると、吸収率が低下します。必ず、食後に服用するようにしましょう。
- SQVは、グレープフルーツジュースにより血中濃度が急激に上昇するので、飲用はさけるようにしましょう。
- IDVは副作用症状である尿路結石、腎障害を予防するため、1日最低1.5リットル以上の水分を補給してください。
- APVは高脂肪食摂取後に服用すると、吸収が減少しますので、さけるようにしましょう。
- IDVはグレープフルーツジュースにより血中濃度が減少するので、飲用はさけるようにしましょう。 EFVは、高脂肪食摂取後に服用すると、血中濃度が急激に上昇するので、高脂肪の食事後は2~3時間空けるようにしましょう。
- プロテアーゼ阻害剤服用時、高血糖・高脂血症などの副作用が現れることがあります。高血糖になると、口渇・多飲・多尿などの症状が出ることがあります。このような症状がでたら、担当医師・薬剤師にご相談下さい。
- ATVは胃酸の分泌を抑制する薬「プロトンポンプ阻害剤」により吸収が低下するので、併用はさけるようにしましょう。

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