独立行政法人国立病院機構 仙台医療センターでは東北ブロックエイズ拠点病院として、エイズ(HIV)に関する診療・教育研修・研究・情報発信を行っています。

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日和見感染症のお薬

免疫機能低下により発症する可能性のある日和見感染症の予防・治療を行います。

  • バクタ®(スルファメトキサゾール・トリメトプリム)
    ・・ニューモシスチス肺炎(CD4数<200μl )、トキソプラズマ脳症(CD4数<100μl )
  • ジスロマック®(アジスロマイシン)・クラリス®(クラリスロマイシン)
    ・・播種性非定型抗酸菌症(CD4数<50μl )
  • ジフルカン®(フルコナゾール)・・カンジタ症
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HIVのお薬の歴史と種類
1981年に最初のHIV感染者がされてから1987年まで使用できる抗HIV薬は、全くありませんでした。

1987年からAZT(レトロビル)などの逆転写酵素阻害剤が登場。

1995年のプロテアーゼ阻害剤が大きな転機になりました。

3剤以上を併用する多剤併用療法の導入

1日1回処方の導入

抗HIV薬の種類として

  • 核酸系逆転写酵素阻害薬(NRTI)
  • 非核酸系逆転写酵素阻害薬(NNRTI)
  • プロテアーゼ阻害薬(PI)
  • フュージョン阻害薬(日本未承認)

この4種類があります。

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現在日本で承認されているお薬(2008年3月現在)
ヌクレオシド系逆転写酵素阻害薬(NRTI)
一般名 略号 商品名
ジドブジン AZT(ZDV) レトロビル
ジダノシン ddI ヴァイデックス
ザルシタビン ddC ハイビット
ラミブジン 3TC エピビル
サニルブジン d4T ゼリット
ジドブジン/ラミブジン AZT/3TC コンビビル
アバカビル ABC ザイアジェン
テノホビル TDF ビリアード
ラミブジン/アバカビル 3TC/ABC エプジコム
エムトリシタビン FTC エムトリバ
エムトリシタビン/テノホビル FTC/TDF ツルバダ
非ヌクレオシド系逆転写酵素阻害薬(NNRTI)
一般名 略号 商品名
ネビラピン NVP ビラミューン
エファビレンツ EFV ストックリン
デラビルジン DLV レスクリプター
プロテアーゼ阻害薬(PI)
一般名 略号 商品名
インジナビル IDV クリキシバン
サキナビル SQV-HGC インビラーゼ
SQV-SGC フォートベイス
リトナビル RTV ノービア・ソフトカプセル
ノービア・リキッド
ネルフィナビル NFV ビラセプト
アンプレナビル APV プローゼ
ロピナビル・リトナビル LPV-RTV カレトラ錠
カレトラ・リキッド
アタザナビル ATV レイアタッツ
ホスアンプレナビル FPV レクシヴァ
ダルナビル DRV プリジスタ
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副作用が気になるのだけど…

お薬によって副作用がでることがあります。服用開始後に副作用がでた時には、自己判断で内服を中止せずにすぐ主治医・薬剤師に相談しましょう。

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他の薬や食事の影響や保管場所
抗HIV薬には他のお薬と相互作用があるもの、食事の影響をうけるもの、冷蔵庫での保管が必要なものがあります。また、抗HIV薬には併用してはいけない薬や注意が必要な薬があります。主治医・薬剤師の説明を十分に受け、併用禁忌・注意リストをもらいましょう。

薬の保管について(詳しくは主治医・薬剤師より説明を受けて下さい)

  • ●直射日光をさけ湿気の少ないところに保管しましょう。
  • ●冷所保存のお薬としてノービア・ソフトカプセルなどがあります。

 

他の薬や食事の影響のあるもの(一部を紹介します。これらが全てではありませんので、詳しくは主治医・薬剤師より説明を受けて下さい)

  • ●ddI、IDVは、食事の影響により吸収率が低下するので、食間に服用するようにしましょう。
  • ●NFVは空腹時に服用すると、吸収率が低下します。必ず、食後に服用するようにしましょう。
  • ●SQVは、グレープフルーツジュースにより血中濃度が急激に上昇するので、飲用はさけるようにしましょう。
  • ●IDVは副作用症状である尿路結石、腎障害を予防するため、1日最低1.5リットル以上の水分を補給してください。
  • ●APVは高脂肪食摂取後に服用すると、吸収が減少しますので、さけるようにしましょう。
  • ●IDVはグレープフルーツジュースにより血中濃度が減少するので、飲用はさけるようにしましょう。
  • ●EFVは、高脂肪食摂取後に服用すると、血中濃度が急激に上昇するので、高脂肪の食事後は2~3時間空けるようにしましょう。
  • ●プロテアーゼ阻害剤服用時、高血糖・高脂血症などの副作用が現れることがあります。高血糖になると、口渇・多飲・多尿などの症状が出ることがあります。このような症状がでたら、担当医師・薬剤師にご相談下さい。
 
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